七転び七起き
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日向を歩く⑦ 佇まいに溶け込みながらゆっくりと♪ 「重要伝統的建造物群保存地区 美々津」
今日は美々津の街並みのお話ですよ~
ちょっとその前に美々津というところをご存じない方のためにお勉強を^^

といっても、以下全部ウケウリなんでございますが(笑)

江戸時代、この地方特産の木材や炭が耳川の河口の美々津に集められ
それらを大阪方面へ積出す港として大いに賑わいました

元禄年間には回船問屋や商家が数多く軒を連ね
「美々津千軒」と呼ばれるほどの繁栄ぶりだったそうです

その後、明治の廃藩置県によりこの地に美々津県の県庁が置かれましたが
鉄道や国道が開通したことで、海運業が主体の港町としての役割はなくなりさびれていきます

しかしこのことで、当時の廻船問屋や明治の商家などが数多く残されることになったのだから
歴史を知るうえで最も分かり易い要素になっていると言えるでしょう

1986年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されたのもうなずけます
期待に胸ふくらませ、満を持して?やってきたというわけです^^

0922 美々津散策1

美々津に行けば観光案内所とかに行って、地図的なものを手に入れようと思っていたのに
そんなものは何もなくちょっと唖然、どうも観光客にはあまり優しくない場所のようです

というのも、後で聞くところによると
この美々津の町には住民の方々が普通に住んでおられ、普通の生活をされているので
観光目的で訪れるなら、そういう生活を脅かさないように見学して欲しいとのことでした

だからかわかっただけで食事処が数軒、旅館1軒、土産物屋も1軒と極端に少なかったです
こういうところがなかなか難しいところなのでしょう

0922 美々津散策2

最近は大型客船が細島港に寄港するため、中国からの観光客も多いんだとか
言葉がわからないからか国民性か、勝手にドアや窓を開けたりもするんだそうです

こりゃ住んでいる人はたまったもんじゃないです
日本に来るなら、旅行会社や添乗員が前もってちゃんと釘を刺しておいてもらいたいですよね

0922 美々津散策2-1

ま、それはそれとして
美々津にある古い建物は、虫籠窓や京格子、通り庭風の土間というような
京都や大阪の町家造りが取り入れられたもののようです

0922 美々津散策13

また港から海岸線に沿って平行に走る3本の主道路とそれに直交するツキヌケは
江戸時代に設けられたものと伝えられています

ツキヌケとは、町内を区画整理で造られた幅10mほどある防火用の大通り
その広い空間が延焼を防ぐ役割を果たしてきました

後に、ツキヌケの中央に土蔵造りに限って家を建てることを許されたようで
この石畳と漆喰塗りの美しい白壁がその歴史を物語っています

0922 美々津散策4

この右側にある白壁の建物にはなんと、消防車が入っているんですよ
『大八車』かなんかで出てきそうな雰囲気がするでしょ(笑)

0922 美々津散策4-1

脇道はこんなところに繋がっています^^

0922 美々津散策5

この町には「ばんこ」といわれる折りたたみ式の縁台が随所に見られます
通りに面した家の軒先に作られているので、有意義な社交場という感じです^^

0922 美々津散策6

ほら、ここにも♪

0922 美々津散策7

こんなに長~いのもあります

0922 美々津散策7-1

そして郵便受けは神武天皇の船出のデザイン、町全体で統一されているようです

0922 美々津散策7-2

なかにはこんなにカラフルなのもありましたよ~^^

0922 美々津散策7-3

ここには寄っておかないとと訪れた「日向市歴史民俗資料館」
この建物は有力な廻船問屋のひとつ旧河内屋、1855年(安政2年)に建てられたものです

ん、なんじゃ~、あの紐や貼り紙は・・・?

0922 美々津散策8

ちょっと、これってどういうこと?
ついてないな~、入ってみたかったな~(>_<)

0922 美々津散策10

「おまえさんたち残念だったにゃ~、雨も降ってるのにご苦労なこって」

0922 美々津散策11

にゃんこにまで哀れむようなまなざしを向けられちゃった^^;

ここもツキヌケの一角、くまなく歩いてみたいんだけど・・・

0922 美々津散策12

こちらは旅館「ときわ」さん
こちらの看板を見た時、「あ、旅館があったんだ」となんか不思議な気がしました^^;

0922 美々津散策14

建物は趣たっぷり、泊まらなければ中は観れないのよね

0922 美々津散策15

「重要伝統的建造物群保存地区」内には共同井戸が5ヶ所あります
各町内にひとつはあるということでしょうか、水は貴重ですからね^^

0922 美々津散策16

こちらは「正覚寺」
この日はおてら~にはなれません、先を急がなくちゃ!

0922 美々津散策17

ここもひとつの“路”です
もちろん歩きましたとも^^

0922 美々津散策18

こちらは医院の跡だとすぐにわかる建物
今は住宅となっているようでした

0922 美々津散策19

こちらも洋館の旧美々津郵便局
昭和初期の建物?こちらも現在は個人のお宅でした

0922 美々津散策20

とりあえず、通りをくまなく歩いたと思います
そこで、少々離れたところにある県の指定名勝「橋口氏庭園」に行ってみました

天文年間(1532~1555)に造園されたと推定され
池・橋・石組・植栽といった伝統的な池泉式庭園の手法を採り入れた名園だそうです

0922 美々津散策21

手前の四角いものは何かが気になり、写真を撮ったもののさっぱりわからず
らぼっちに言わせれば、「ベンチだよ、ベンチ」
「え~?」(@_@;)

0922 美々津散策21-1

この庭園、わかりにくかったですよ
だって、こんな道を入ってきたんですから(笑)

0922 美々津散策22

いちばん広い上町筋に戻ってきて気づきました
各家に駐車場らしきものがないってことに (;¬_¬)

そしたら、こんな札が掲げてありました

0922 美々津散策22-1

これで道路が通りやすくしてあるんですね
お互い様ということで協力しあって住みやすく考えてありました

唯一と言っていいくらいの観光客相手のお店と感じた「まちなみセンター」
明治時代の建物を復元してあります

0922 美々津散策23

お休み処と書いてあったので、ちょっとほっとして寄ってみました
お茶もいただけそうな・・・

0922 美々津散策24

建物も興味深かったので、「ちょっと観させていただいてもよろしいでしょうか」と伺うと
「いいですよ」と言われたのですが、あまり気分がよろしくなさそうなおばちゃん(-.-)

箱階段とかも置いてあったのに・・・

0922 美々津散策24-1

ささっと何枚か写真を撮って長居は無用と「ありがとうございました」と言うと
にこ~っとされちゃった、やっぱり迷惑だったのね(>_<)

そして隣の「美々津軒」をのぞくと、もう閉めてありました
閉館時間まであと1時間ほどあったのに、なんでだろう?

0922 美々津散策25

どうもこの町には観光として来てはいけなかったようですね
街並みを観させていただく、といった気持ちで行くべきでした

住んでいる方々に迷惑をかけないようそっと見守るつもりで見学したほうがいいですね
この街並みがこうして残った経緯を考えながら・・・

0922 美々津散策26 


 


<美々津(重要伝統的建造物群保存地区)>
[アクセス]地図はコチラ

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テーマ:宮崎 - ジャンル:地域情報

コメント
ひゃ~☆
歴史の匂いただよう
美しい街並みですね~

ここが観光地としてではなく
実際に人が住んでいて
今も息づく街だという事に
とても驚きました(@_@)

ふつ~に生活している人達にとっては
観光客は…って
感じなのかな?(^_^;)
2012/10/02(火) 02:21:18 | URL | MILK | [ 編集 ]
こんにちは。
ばんこですか。
今の山手線がこれをまねたのかなと連想ゲームがつながりました。ラッシュ時はいすがなくなり、それ以外はいすがでてきます。
2012/10/02(火) 12:29:19 | URL | あかちん | [ 編集 ]
こんにちは!!
何か同じ日本とは思えない感じで違和感を感じました。

何かわからないのですがね・・・・

観光客は基本受け入れるつもりはないのでしょうね。
2012/10/02(火) 14:02:02 | URL | ★夢叶男★ | [ 編集 ]
かなり古いまま残されてますよね
本当観光地じゃなく普通に今までの暮らしを守って生活されてるんですね
行くときは気をつけてお邪魔したいと思います
由布院の子が沢山の観光客に「なんで来るんだ?こんな田舎に」って
思ってるのと同じかな
2012/10/02(火) 19:32:31 | URL | KIKO | [ 編集 ]
見に来て欲しいような、
そっとしておいて欲しいような・・・
町並みは趣があって美しいけど、
そこに住む人々の心情は複雑なようですね。

写真を見ながら臼杵の仁王座を思い出しました(^^)
2012/10/02(火) 23:31:28 | URL | mam | [ 編集 ]
MILKさんへ
そうですね、日田のように町並みを
観光に活かすという考えではないようです
だからこそ、営みを邪魔してはいけないのです
観光客は地元に対して来てやったなんて
思い上がってはいけないのです^^;
とっても良いところでした♬
2012/10/03(水) 21:42:58 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
あかちんさんへ
山手線は皆さん知らんぷりで
押しあいながら座っているのでしょうが
ここは和やかな笑顔の会話がありますよね
このばんこは観光客がご自由にお使いください
だったらいいのにな^^v
2012/10/03(水) 21:48:44 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
落ち着くでしょう♬
観光客の方が見せていただきます
という姿勢が必要な場所です
凛としていて良いではないですか^^v
2012/10/03(水) 21:51:14 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
KIKOさんへ
湯布院とは違うよね
洗練されてないから良いのです^^
日田との対比が面白いですよ♬
ゆっくりゆっくり歩いたらもっと色んな
はっけんがあるよ、きっと^^
2012/10/03(水) 21:56:19 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
臼杵の仁王座ほどの狙った景色ではないのが
またいいところかな^^
九州の町並みはこれでほとんど巡った気がします
次は中四国地方か♬
2012/10/03(水) 22:03:14 | URL | らぼっち | [ 編集 ]



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