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生糸を紡ぐ機械の音が聞こえてきそう♪ 和水町の近代化遺産「城北製糸工場」
今月13日は、ある会からお誘いをいただき
たいへん貴重なところを特別に見学させていただく機会が持てたんです
元社員の方が説明をして下さいました

今回は10名と少し人数は少なかったのですが
その分、念入りに?見たり聞いたりすることができました^^

それは和水町にあります「城北製糸株式会社」の工場でした

240513 熊本製糸城北工場1

この「城北製糸」は大正7年に「玉東製糸」として開業
大正時代には県でも繰糸釜数において県下でも上位のほうに位置する製糸会社でした

昭和に入ると城北製糸株式会社として操業するも
その後社名も紆余曲折を経て、昭和21年に再び城北製糸株式会社となります

昭和54年には熊本製糸(現在の大江にあるダイエー)と共同工場免許となるが
化学繊維の普及と絹製品の高価格により、国内生糸生産が減退
時代の流れに逆らえず、平成5年に操業停止になりました

当時の和水町の産業を支えた近代化遺産としてとても貴重なものだということです

こちらは大切な客をもてなす応接室、宿泊もできたようです

240513 熊本製糸城北工場2

大きな倉庫が3棟あります
建て直されたのか、そんなに古いものではありませんでした

240513 熊本製糸城北工場3

こちらは繭買い入れ場、大きな建物です
戸板を見ただけでもちょっと歴史を感じます

240513 熊本製糸城北工場4

中に入れないだろうと節穴から一生懸命覗いてみました
うん、見える、見えるぞ♪

240513 熊本製糸城北工場5

そしたら、なんと鍵が開いているじゃないですか@@
早く言ってくださいよ(笑)

許可を得て、早速みんなで突入!!

240513 熊本製糸城北工場6

購繭出張予定表?
買い付けのために出張していたということでしょうか

240513 熊本製糸城北工場7

量りも残されています
目盛りは見えるものの、どうやって量るのかは皆目見当もつきません(>_<)

240513 熊本製糸城北工場9

これはエレベーター、今でも普通に動きそうです

240513 熊本製糸城北工場8

二階もあるんですよ、保存は倉庫になるんでしょうが
買いとられた生繭を乾燥室に持ち込むまでの保管をしていたのかも

240513 熊本製糸城北工場10

過去に寄宿舎があった場所で今は、桑が植えられていました

240513 熊本製糸城北工場11

その横を通って案内されたのがこの建物でした

240513 熊本製糸城北工場12

入ってびっくりです@@
眼鏡をかけたオッサンかと思いました(笑)

240513 熊本製糸城北工場13

いえいえ、ここはボイラー室
大きなボイラーがどーんと目の前に現れた時には、皆さんから歓声が上がりました

240513 熊本製糸城北工場14

眼鏡の直径でも1mはあろうかというくらいのデカさ
煉瓦と梁の構造がおもしろいですね^^

240513 熊本製糸城北工場15

こちらランカッシャーボイラーといいます
蒸気機関によるポンプ駆動で繭を煮る行程を担っていたと思われます

240513 熊本製糸城北工場16

右側には背の高いボイラーもありました

240513 熊本製糸城北工場17

ややや?
こちらのお名前は・・・

240513 熊本製糸城北工場18

お生まれは日本でございますか
なんとも親しみやすいお名前でやんすね^^

ここも当時のままの道具が残されていました

240513 熊本製糸城北工場21
240513 熊本製糸城北工場20

そして毎日、安全祈願をしていた神棚も

240513 熊本製糸城北工場22

どこかまだ息づいているように見えるのはなぜでしょうね

240513 熊本製糸城北工場19

外もそのまま、タイムスリップしたかのようでした

240513 熊本製糸城北工場23

次は繰糸工場のほうへ

240513 熊本製糸城北工場24

こちらは揚返工場、ここは糸を仕上げるところのようです
すぐにでも動かせるくらいきれいな機械でしたよ

240513 熊本製糸城北工場25

そして製糸会社での中心部、最も重要なところ繰糸工場です

240513 熊本製糸城北工場26

繭から1本の糸口を見つけ生糸が取り出されていたところです
長くて両方にこのような部品が付いたのが4機ありました

240513 熊本製糸城北工場27

見ただけでは何をする機械なのか全然わかりません

240513 熊本製糸城北工場28
240513 熊本製糸城北工場29-1
240513 熊本製糸城北工場29-2

機械だけでなく細かい道具なんかもそのまんまです
あ~あ、ネジは錆びちゃってる^^;

240513 熊本製糸城北工場30

どこがどこに繋がっているんだろう
機械は少ない人数で任されていたらしいので、気が休まらなかったでしょうね

240513 熊本製糸城北工場31

最後にご厚意で応接室の中を見せていただけることに
よかった~、もうちょっとで帰るところだった^^;

240513 熊本製糸城北工場32

床の間は金粉の入った壁でした
さすがにお金のかけ方が違うな、でもすごいひび割れ、このままじゃちょっと・・・

240513 熊本製糸城北工場33

廊下には1本の丸木の梁
贅を尽くした家には当たり前のように存在してますよね

240513 熊本製糸城北工場34

でもあまり風を通してなさそうで、傷みもちょっと気になりました
少し手を加えてでも、残せるようになるといいのですが

240513 熊本製糸城北工場35

製糸会社らしくカイコの餌になる桑の大きな木が植わっていました
ちょうど実のなるころ・・・あら、まだ赤かった^^;

240513 熊本製糸城北工場36

黒くなったら甘く美味しくなるんだけどな~
ちょっと早かったか(笑)

 

<城北製紙工場>
[アクセス]地図はコチラ


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テーマ:熊本のこと - ジャンル:地域情報

コメント
こんにちは^^

これは凄い建物ですね^^
タイムスリップした気持ちになります^^
2012/05/26(土) 10:44:18 | URL | ★夢叶男★ | [ 編集 ]
うわ~、いい所を見学されましたね。
羨ましいわ(^^)

見ていて、『あゝ野麦峠』を思いだしちゃった。

こう言った施設は貴重な遺産ですよね。
どうにかしてきちんと保存して、後世に残して行って欲しいものです。

でも、蚕は苦手だ(^^;
2012/05/26(土) 12:47:45 | URL | mam | [ 編集 ]
城北製糸工場見学。
中々こう言う機会は無いので、らぼっちさんの、レポートに興味深々でした。
眼鏡のオッサン!の発想も面白~い。
2012/05/26(土) 13:58:43 | URL | doremiちゃん | [ 編集 ]
こんばんは。
工場を閉めてもそのまま残っているのですね。
壊すにもお金がかかるからでしょうか。
こうなったら昭和の歴史資料館みたいに一部残して
一部まったく想像できないような利用をして
新たに息を吹き込んでもらいたいです。
2012/05/26(土) 18:39:52 | URL | あかちん | [ 編集 ]
いいとこ見学できましたね
近代化産業遺産 うまく残していけたらいいですね
眼鏡のおっさん 土偶の顔にも見える
つねきちボイラーの名前がいいですね
仕事中そう呼んでたんでしょうね
よい所見せていただきありがとうございます
2012/05/26(土) 23:59:57 | URL | KIKO | [ 編集 ]
★夢叶男★さんヘ
往時の姿を思い描くのが楽しいんです^^
むふふ、現代人の贅沢ですかね♪
2012/05/27(日) 14:32:12 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
mamさんへ
今日は一日中録画番組見てまーったりしています^^
ああ野麦峠は見てないけど、第一印象は富岡製糸場を
考えてしまった♪
見たことないけど^m^
こういった施設を残すのも維持管理するのもお金がかかる
さて、どうなるんでしょうかね^^
蚕は絹と思って見てもダメかな♪
2012/05/27(日) 15:05:40 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
doremiちゃんさんへ
doremiちゃんさんもこのような古い建物好きでしょう
感性は似てますもんね^^
大きな木の梁や柄入りガラス、煉瓦の息づかいなど
なんだか時代を感じますよね
ボイラー、らぼっちは火星人に見えたよ♪
2012/05/27(日) 15:29:42 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
あかちんさんへ
行政も地域住民も歴史的重要性は理解しつつも
お金の関係で取り壊しされるのも多いですよね
資料館も一つの手だと思います
一部だけでも機械が動けば違うのでしょうが^^
はてさて、ここはどういった扱いになるのでしょうか
2012/05/27(日) 15:43:32 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
KIKOさんへ
おーっ、そう言われたら土偶の顔だ
あのよく教科書に載ってる異星人のような女性の土偶ですね^^
このような工場がつい最近まで操業されてたなんて
どれだけの県民が知っているのだろう
何とか、どの様な形であっても残して欲しいものです♪
2012/05/27(日) 15:53:46 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
いい見学をされましたね
らぼっちさん
長野濬平氏の偉業の跡ですね。
いつも横目で見て、「一度中を見てみたい」と思っていましたが、叶いませんでした。
おかげさまで、自分自身が見学できたような気になっています。
有難うございました。
それにしても、いい見学をされましたね。
2013/04/17(水) 08:22:52 | URL | LEN01120 | [ 編集 ]
LEN01120さんへ
初めまして、コメありがとうございます
コメントから、見たかった、見たかった、見たかった
という気持ちが伝わってきます^^;
近代遺構事務局から案内をいただいて、どんなとこかも分からずですが
見学しましたが、写真を見ながらそうだった、そうだったと思い出しました
いつか地元の方にも見学案内があればいいですね♪
2013/04/18(木) 00:06:30 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
始めまして
今日18日、蚕飼育が始まりました。
23日頃からは上族予定で出荷で多忙です。
見学はここ数日間はOKでしょう。
2013/09/18(水) 15:19:41 | URL | 肥後の風 | [ 編集 ]
肥後の風さん、こんにちは^^
そうですか、蚕が繭を作るところまできましたか
この記事を書いた頃は桑も小さかったので驚きです
上族の意味を調べてしまいましたよ^^
絹づくり、楽しみにしております♪


2013/09/18(水) 22:58:24 | URL | らぼっち | [ 編集 ]
すごい!!!
ひょくっと立ち寄らせていただきました。

すごい!こんなんが残っていたとは!学生の頃,ここの前の県道を大学までバイクで行き来してたのですが、その時はな~も考えず…こんな残りがいいとは存じ上げませんでした。
東の富岡、西の城北といえるくらい良く残ってますね!富岡は「売らない貸さない壊さない」で残しましたが、ここは稼働してたってのが大きいですね。このランカシャーボイラーの立派なこと!
一見できなかったのは、返す返すも残念です。
2020/01/24(金) 16:16:19 | URL | ちち | [ 編集 ]
もう8年前の記事なんですね
読み返して当時の想いが蘇ってきました
こんな古い記事を見つけて、読んで頂きありがとうございます
この当時は地域のマニアックな場所を探してブログにあげる事に喜びを感じていたものです^^;
ちちさんもこの先この地を訪れる機会があると良いですね♪
2020/01/24(金) 21:08:48 | URL | らぼっち | [ 編集 ]



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